「滋賀に移住したいけど、どのエリアがいいのかわからない」
「大津市って広いけど、地域によって住み心地は違うの?」
そんな悩みはありませんか?
大津市は南北に広く、住む場所次第で暮らしやすさが大きく変わります。ライフスタイルに合わないと後悔するかもしれません。
今回は、大津市民目線で「ライフスタイル別おすすめエリア」を紹介。
大阪・京都へのアクセスはもちろん、自然豊かな環境や“トカイナカ”の魅力もあわせて解説します。ぜひ参考にしてみてください!
滋賀県大津市は地域によって住み心地が大きく違う
滋賀県大津市は、南北に細長く広がる市。
そのため、気候も南と北で大きく異なります。
南部は比較的温暖で、雪もほとんど降りません。スノータイヤを履いても、出番は年に一度あるかないか。
一方、北部は雪が多く、冬にはスノータイヤが必須です。
交通環境も違うため、同じ感覚でいるとギャップに驚くかも。
大津市に住むなら、ワーク・ライフ・バランスに合わせてエリア選びをするのがポイントです。
【大津市】大阪・京都へのアクセスが抜群のエリア
大津市は、滋賀県内で京都・大阪に最も近い市。
市内のどこからでもアクセスは可能ですが、特におすすめなのが次のエリアです。
石山
石山エリアは、大津市内で最も利用者が多い石山駅を中心とするエリア。
1日約5万人が利用し、普通・快速・新快速すべてが停車します。
駅前には商業施設が充実し、終電を逃しても朝まで過ごせる環境も。
タクシー乗り場も複数あり、待ち時間もほぼありません。
バスも深夜近くまで運行され、治安も良好。
徒歩帰宅する人もいるほど安心です。
車通勤にも便利で、有料・月極駐車場も豊富。再開発も進み、アクセスと快適さを両立できる、県内トップクラスのエリアです。
瀬田
瀬田エリアは、石山エリアに隣接し、古くから京阪神のベッドタウンとして栄えてきました。
JR瀬田駅は普通電車しか停まりませんが、1日3万人以上が利用する人気ぶりです。
石山に比べて静かな雰囲気で、22時を過ぎると店も閉まり、終電間際には駅周辺も閑散とします。バスの最終も早めで、遅い時間は徒歩かタクシー移動が基本。駐車場も少なめなので、車通勤にはやや不便です。
ただ、駅前にはビジネスホテルもあり、いざという時に泊まれる安心感も魅力。
静かに落ち着いて暮らしたい人におすすめのエリアです。
膳所
膳所エリアは、石山に隣接し、京阪神のベッドタウンとして今も人気。
大規模マンションの建設が続き、多くの人が移住しています。
小・中・高と学校も揃い、商業施設も豊富。大津市唯一の映画館や飲食店も多く、遊びにも困りません。
駅から少し離れると閑静な住宅街が広がり、トカイナカの魅力も感じられます。
JR膳所駅と京阪膳所駅は利用者数も多く交通環境は良好ですが、新快速が止まらないため長距離移動には少し不便。
生活の快適さを重視したい人におすすめのエリアです。
大津京
大津京エリアは湖西に位置し、JRと京阪の2駅を合わせると1日約2万3000人が利用。
膳所エリアに匹敵する利用者数を誇り、駅前にはタワーマンションや商業施設も多く、活気ある街並みが広がります。
大津市役所が近いのも大きなメリットで、手続きのたびに便利さを実感できるはず。
また、湖西線で京都へ5分とアクセスも良好。湖西道路の整備も進み、南北移動も快適になりつつあります。
ただし、湖西線は強風や雪に弱く、遅延が発生しやすい点には注意が必要です。
大津
JR大津駅周辺の大津エリアもおすすめ。
一駅隣が山科駅で、京都に最も近い大津のエリアです。
飲食店も豊富で、外食派には嬉しい環境。駅の利用者数は約3万人と多く、琵琶湖側に行けば京阪電車も利用でき、JR・京阪の両方から京都・大阪へアクセス可能です。
ただし、開発が進んだエリアなので、新たに住むならマンション・アパートか、古民家をDIYするスタイルが主流。
滋賀県庁も近く、県職員を目指す人には特におすすめです。
【大津市】自然豊かな場所で暮らせるエリア
大津市には、自然豊かな場所がたくさんあります。
子どもと一緒に、自然に囲まれた暮らしをしたい──そんな方にぴったりのエリアも。
ここからは、自然を満喫できる大津市内のスポットをご紹介します。
大石
大石は大津市南部に位置し、忠臣蔵で有名な大石内蔵助の生家もある歴史あるエリア。
自然豊かで、日常的に猿やイノシシを見かけるほどのどかな雰囲気が広がります。
和菓子好きにはたまらない「叶匠寿庵 本店」もあり、癒しスポットが点在。
バス便も多く、新名神高速の開通でさらにアクセス向上が期待されています。
瀬田川や山々に囲まれ、京都や大阪へも車で1時間圏内。
山・川・田畑に囲まれた暮らしを求める人にぴったりのエリアです。
南郷
南郷は、大石のすぐ近くにある開発が進むエリア。
瀬田川沿いという立地から水辺の風景が広がり、週末にはバス釣りを楽しむ人の姿も見られます。
住民も多く、学校や保育施設が揃っているため、共働き世帯にも安心。
スーパーも豊富で、バスは日中1時間に4本以上、終電は0時と通勤通学にも便利です。
車移動でも国道1号線や南郷ICが近く、アクセス良好。
大自然ではないけれど、“ほどほど快適な田舎”で暮らしたい方にぴったりのエリアです。
桐生
桐生は、草津市に最も近い大津市のエリア。
田園風景が広がり、夜は虫の音だけが響く、自然好きにはたまらない環境です。
人工的な明かりが少なく、日々の暮らしがまさに“自然と共に”という言葉そのもの。
とはいえ、自転車圏内には草津市の青山エリアがあり、スーパーやコンビニにも10〜15分ほどでアクセス可能。
田舎に住みながら、生活の利便性もしっかり確保できます。
自然を感じながら、都会の便利さもほどよく取り入れたい方にぴったりのエリアです。
小野学区
JR湖西線・小野駅周辺に広がる小野学区は、京阪電鉄が1970年に開発した、約80ヘクタールのコンパクトタウン。
遣隋使・小野妹子の生誕地としても知られ、湖西らしい穏やかな雰囲気に包まれています。
琵琶湖と山に挟まれた立地で自然を満喫しつつ、京都まで約30分、大阪へも1時間圏内というアクセスの良さも魅力。
湖西バイパスを使えば、車での移動も快適です。
ビワイチの通過点でもあるため、サイクリング好きにも人気。
地価も手頃で、のびのびと子育てしたい方には特におすすめのエリアです。
比良
比良は、大津市の最北に位置し、高島市と隣接する自然豊かなエリア。冬は雪が積もりやすく、山・田畑・琵琶湖の三つの自然を存分に楽しめます。
夏には湖水浴やBBQ、ウォータースポーツを楽しむ観光客でにぎわい、南部では味わえない琵琶湖のアクティビティを日常に取り入れられるのも魅力。
アクセス面も◎。JR湖西線で京都駅まで約40分、新幹線への乗り継ぎもスムーズです。
涼しく過ごしやすい気候や、移住者に寛容な地域性もあり、京都からの転居者やクリエイターの移住も進んでいます。
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【大津市】ウィンタースポーツを楽しめるエリア
南北に細長い大津市は、エリアによって気候が大きく異なります。
南部は比較的温暖ですが、北部では本格的な雪景色が広がり、ウィンタースポーツが楽しめる場所も。
今回は、雪とともに暮らしたい方に向けて、ウィンタースポーツ好きにぴったりのエリアを5つご紹介します。
おすすめのスキー場情報については「【最新版】滋賀県のおすすめスキー場7選 | 選び方や楽しむポイントも紹介」もぜひご覧ください。
坂本
坂本は比叡山の麓に広がる町。
冬は多少雪が降る程度で、本格的なウィンタースポーツを楽しむなら、車でアクセスしやすい琵琶湖バレイ方面へ足を延ばすのが◎。
歴史ある比叡山延暦寺の門前町としての趣と、現代的な住宅地が調和するエリアで、飲食店も多く暮らしやすさも十分。
JR湖西線と京阪の2路線が使えるため、通勤・通学にも便利です。
志賀
かつては独立した市だった志賀は、現在は大津市北部の一角。
高島市に近く、雪がよく降るエリアとして知られています。
琵琶湖バレイやマキノ高原など、人気のスキー場へもアクセスしやすく、ウィンタースポーツ好きには理想的な立地です。
また、物件価格が比較的手頃なのも魅力。
自然豊かで静かな環境の中、週末だけの「田舎暮らし」を楽しむ方も増えています。
都会の喧騒を忘れたい人にぴったりのエリアです。
和邇(わに)
和邇は、志賀町の山寄りに位置し、日本海からの風の影響で雪が多く積もるエリア。
JR湖西線が止まるほどの大雪に見舞われることもあり、通勤に支障が出ることもあります。
その分、琵琶湖バレイや高島方面へのアクセスは良好。
ウィンタースポーツを日常的に楽しみたい方には最適です。
近くには「おごと温泉」もあり、スキー帰りにほっとひと息つける贅沢も。
雪道に備えた車移動が基本となるため、スタッドレスタイヤは必須。
冬の自然と上手に付き合える方にぴったりの場所です。
堅田
堅田は、大津市北部の中心地。
琵琶湖大橋を有し、滋賀県の東西移動もスムーズです。
JR湖西線の新快速が停車し、交通利便性も抜群。大型商業施設やピエリ守山へのアクセスも良く、買い物にも困りません。
また、車で30分圏内に琵琶湖バレイやグランスノー奥伊吹などのスキー場もあり、ウィンタースポーツ好きには理想的な拠点。
都市機能と自然の遊び場をバランスよく持ち合わせた魅力的なエリアです。
雄琴
雄琴は、1200年の歴史を誇る温泉地。
かつての歓楽街から一新し、今では年間60万人以上が訪れる人気の温泉スポットです。
訪問客の9割が日帰りという点も、気軽さを物語っています。
堅田のすぐ南に位置し、びわ湖バレイや箱館山といったスキー場にも好アクセス。
ウィンタースポーツと温泉、両方を楽しみたい方にぴったりのエリアです。
【大津市】トカイナカでバランス良く暮らせるエリア
大津市は、滋賀県の中でも都会に入るエリアです。
ですが、田舎と呼ばれるようなエリアも多いため、トカイナカ(都会 + 田舎)を十分に堪能できる場所でもあります。
ここからは、トカイナカとして過ごすのにオススメのエリアを紹介します。
石山
石山は、新快速停車駅を持ち、バスも多く走る利便性抜群のエリア。
商店街やスーパーも充実し、飲食店や居酒屋が立ち並ぶ活気ある街です。
近くには瀬田川が流れ、湖に向かってのんびり散歩も楽しめます。
車で20分ほど行けば田園風景が広がり、自然とのふれあいも可能。
平日は便利な街で、休日はのどかな風景の中で。都会と田舎、両方を満喫できるバランスの良い暮らしが実現します。
大津京
大津京駅周辺は、マンションが多く整備されたエリアながら、ビジネス街のような喧騒がなく、のんびりとした空気が流れています。水田や畑は少ないものの、すぐそばには琵琶湖が広がり、釣りスポットとしても人気です。
びわこ虫の存在は気になるところですが、少し離れた場所を選べば快適な暮らしが可能。湖の近くで穏やかに過ごしたい方には、ぴったりの住まいです。
瀬田
瀬田は、駅前に商業施設が充実し、国道1号線や京滋バイパスも通る交通の要所。
滋賀医大といった大規模病院も近く、暮らしやすさは抜群です。
注目スポットは「びわこ文化公園」。
220haの広大な敷地に、自然公園や美術館、蔵書数全国6位の滋賀県立図書館などがあり、家族連れやカップルにも人気です。
少し足を伸ばせば、桐生の田園風景や湖南アルプスでの登山も楽しめる、都市と自然が心地よく交わるエリアです。
膳所
膳所は、駅前に飲食店や商業施設が並ぶ便利な街。
山側には落ち着いた住宅街が広がり、びわこ放送のある丘は散歩にもぴったりです。
湖側へ出れば、なぎさ公園や膳所城跡、におの浜など、琵琶湖の景色を楽しめるスポットが点在。びわこ虫は気になりますが、花火大会を自宅から眺められる贅沢も。
2025年には「LAGO」が開業し、注目度もアップ。
都市に近い“トカイナカ”を探している方に、ぜひおすすめしたいエリアです。
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気になる方はぜひ。
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富士見台
富士見台は、膳所駅の山側に位置する静かな住宅街。
国道1号線が近く、大型病院や商業施設も揃っており、生活に不便はありません。
このエリアの魅力は、コンパクトにまとまった街並みと、富士見台ならではの施設。
特に市民プールは、夏になると子どもたちで賑わいます。
膳所にも隣接しており、少し足を伸ばせば琵琶湖や自然公園も楽しめるのが嬉しいポイント。
便利さと落ち着き、両方を求める方にぴったりのエリアです。
※富士見台には日本中央住宅販売のモデルルームもございます。
ご興味のある方は、ぜひお立ち寄りください。
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滋賀県大津市に住むならライフスタイルに合った場所を選ぼう
滋賀県・大津市は南北に長く、地域ごとに気候や雰囲気が大きく異なります。
快適な暮らしのためには、自分に合ったエリアを選ぶことが大切です。
今回は、地元目線でおすすめのエリアを紹介しました。
「住めば都」という言葉の通り、実際に住んでみると想像以上に心地よさを感じられることも多いものです。
ぜひ一度現地を訪れ、街の空気や生活のイメージを体感しながら、住まい選びの参考にしてみてください。
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